【大学生必見】リゾートバイトの危ない実態と魅力!?

リゾートバイト

大学生活の長期休暇を利用して観光地のホテルや旅館で住み込みアルバイトをする「リゾートバイト」。

魅力的な響きですが、一方でネットで「リゾートバイト 危ない」「リゾートバイト やめとけ」といった声も多く見かけます。実際、リゾートバイト経験者へのアンケートでは約4割が「危ない経験をしたことがある」と答えており、パワハラ・セクハラや男女関係のトラブルなどが発生しています。

では本当にリゾートバイトは危ないのでしょうか?

はじめに

私は大学2年の夏休みに初めてリゾートバイトに挑戦しました。事前に聞いていた評判は賛否両論。「短期間でがっつり稼げるし、観光地で遊べて最高!」という先輩もいれば、「職場がブラックで二度とやりたくない…」という声もあり、不安と期待が入り混じっていました。

この記事では、私の体験談をもとにリゾートバイトの危ない側面魅力的な側面の両方を赤裸々にお伝えします。楽しい思い出だけでなくヒヤッとした出来事も経験したからこそ、これから挑戦する人へリアルな注意点とアドバイスを共有します。

リゾートバイトで危ないと感じたこと

過酷すぎる労働環境にヘトヘト

私が配属されたのは山あいの温泉旅館。朝6時から朝食の準備、夜は宴会場での配膳で、1日実働10時間超というハードなシフトでした。途中に2〜3時間の中抜け休憩はあるものの、結局一日中職場に拘束されている感覚です。慣れない着物での仲居業務や重たい布団の上げ下げなど体力仕事も多く、想像以上のハードワークに初日からクタクタになりました。

実際、「労働時間が長い」「仕事内容が大変」など仕事がキツい点はリゾートバイトのネガティブ要因としてよく挙がります。中には労働基準法ギリギリ(あるいは違反スレスレ)のブラックな勤務先もあり、残業代が適切に支払われない、休みが約束通り取れないといったケースも耳にしました。

もちろん職場によって環境は様々です。私の場合、勤務先は忙しいながらも残業代はきちんと支給され、休日も週1日は確保されていました。とはいえ、繁忙期には連日残業続きで疲労が蓄積し、「もう限界かも…」と弱音を吐きそうになったこともあります。リゾートバイトは楽しいレジャー気分だけで行くと痛い目を見る、と痛感しました。

上下関係・孤立…人間関係の壁

職場で一番緊張したのは人間関係です。全国から集まる派遣スタッフと地元のベテラン社員が混在する環境で、最初は打ち解けるまで苦労しました。私の旅館では、アルバイトは全員年下の大学生ばかりでしたが、正社員の中高年スタッフとの上下関係は厳しく、ミスをすると厳しい口調で叱責されることもしばしば。求人票に「アットホームで仲の良い職場です!」と書かれていても、実際働いてみたらピリピリした雰囲気だった…なんてこともあるのだと実感しました。幸い露骨ないじめに遭うことはありませんでしたが、最初の頃は職場に馴染めず孤立してしまい、寮の自室で一人泣いた夜もあります。

寮生活でも人間関係の難しさを痛感しました。私が利用した寮は2人相部屋。相棒になった同年代の大学生とは運良く気が合いましたが、聞くところによると相部屋の相手とトラブルになるケースもあるそうです。プライベートな空間がないストレスから些細なことで口論になったり、相手の生活リズムやマナーが合わずに精神的に消耗したという体験談も耳にしました。また、一部の寮では掃除当番や共有スペースの使い方を巡って派閥争いのような雰囲気になることもあるとか。狭い空間で四六時中一緒にいるため、人間関係のいざこざが起きやすいのはリゾートバイトの避けがたい側面だと感じます。

とはいえ、勇気を出して自分から挨拶したり仕事後のご飯に参加したおかげで、徐々に周囲と打ち解けることができました。打ち解けてしまえば同じ学生同士、愚痴を言い合ったり励まし合ったりして連帯感も生まれ、大変な仕事も乗り越えられました。そのおかげで終わる頃には気心知れた仲間ができ、最初は辛かった人間関係の悩みも今では笑い話です。

セクハラ・トラブル対応…安全面の不安も

リゾートバイトでは安全面でヒヤリとする場面もあります。私自身、大きな被害に遭ったわけではありませんが、配属先で知り合った女性スタッフから聞いた話では、ある晩、上司に「送ってあげる」と車に誘われ、車中で何度も関係を迫られたことがあったそうです。幸い未遂で終わりましたが、それ以来寮では常に同僚と行動するようにし、自衛の大切さを痛感したとのことでした。また別のリゾバ仲間からは、仲良くしていた先輩男性にしつこく言い寄られて困ったという相談を受けたこともあります。残念ながら職場によってはセクハラまがいの行為をするスタッフも存在し、特に女性にとって警戒すべき点でしょう。

スタッフ同士だけでなく、お客様相手のトラブルも起こりえます。酔った宿泊客から絡まれて怖い思いをした同僚もいましたし、金品の盗難被害に遭ったケースもあります。山間部や離島など土地柄によっては、夜道が街灯もない真っ暗闇で寮と職場を行き来しなければならなかったり、野生動物に出くわすリスクさえあります(実際、熊に遭遇したという体験談も聞きました)。いざという時に助けを求められる先があるかも重要です。トラブルが起きても泣き寝入りせず、派遣会社のサポート窓口に相談したり、信頼できる社員に助けを求めましょう。問題が起きた際に自分ひとりで抱え込まず、仲介役となってくれる派遣会社を通すことでリスク軽減と問題解決がしやすくなるとされています。

リゾートバイトで感じた魅力的な側面

それでもリゾートバイトには「やってよかった!」と思える魅力がたくさんあります。ここからは、私が実感したポジティブな側面についてお話ししましょう。

短期間でがっつり稼げる収入

辛いことも多かったリゾートバイトですが、収入面のメリットは想像以上でした。私の時給は1,100円ほどでしたが、残業や深夜手当がついて1ヶ月で20万円以上の手取りがあり、学生のアルバイトとしては破格の収入に驚きました。リゾートバイトの平均時給は派遣会社によりますが約1,250円とされ、全国平均より約200円も高い水準です。そのうえ寮費・光熱費が無料(または格安)で食事補助もあったため、生活費がほとんどかからず貯金が大きく増えました。実際、繁忙期に3ヶ月働いて50万円以上貯金できたという先輩の声もあるほどです。私自身、2ヶ月で大学の1学期分の学費に相当する額を貯めることができ、「頑張ってよかった!」と達成感を味わえました。

全国の仲間や観光客との出会い

リゾートバイトの醍醐味の一つが人との出会いです。寮で寝食を共にする仲間は全国津々浦々から集まっており、普段出会えないような多様な友人ができました。私と同じ部署で働いた大学生スタッフは北海道出身で、夜な夜な地元の話で盛り上がったのも良い思い出です。また、シーズン終了後も連絡を取り合い、互いの街を旅行し合う仲にまでなりました。年齢も出身もバラバラな仲間と濃密な時間を過ごすことで、人脈が広がり視野が大きく広がったと感じています。

お客様との交流も刺激になりました。旅館に滞在する観光客の方々に地元スポットを教えてもらったり、逆に私が旅館周辺の見どころを案内したりと、ちょっとした国際交流や異文化交流のような経験もできました。他大学の学生グループがお客様として訪れた際には意気投合して、一緒に観光地を巡ったこともあります。こうした人との繋がりはリゾートバイトならではの宝物です。

観光地に滞在できる非日常体験

何と言っても、**観光地に“暮らす”**という非日常体験は大きな魅力でした。私が働いた温泉地は朝夕で表情を変える山の景色が美しく、早起きの苦手な私も朝日を見るのが楽しみになったほどです。休日には同僚と近隣の観光スポット巡りを満喫し、その土地ならではの絶景やグルメを堪能できました。旅行ではなく「生活者」として観光地に長期滞在することで、その地域を深く知ることができたのも貴重な経験です。実際、私も含め休みの日は仲間と主要な観光地を制覇する勢いで出かけていましたが、それでも給料の大半を貯金に回せたほど生活コストがかからなかったのはありがたい限りです。

また、派遣先によってはスタッフ特典としてレジャー施設の無料利用券や温泉入り放題といった嬉しいサービスがあることも。私の勤務先でも、旅館内の大浴場を仕事後に自由に使えたので、毎晩温泉三昧でした。観光地で働きながら、その土地の魅力を存分に味わえるのはリゾートバイトならではの醍醐味でしょう。

おわりに:リゾートバイトを検討するあなたへ

以上、リゾートバイトの光と影を体験談交えてお伝えしました。過酷な労働や人間関係のトラブルなど「危ない」側面も確かにありますが、その一方で短期間で多くを稼げて一生ものの思い出や仲間が得られる魅力も大きいと感じます。実際問題、リゾートバイトが合うかどうかは人それぞれです。実際、初日に「こんなはずじゃなかった」とすぐ辞めてしまう人もいれば、リゾバの楽しさに魅了されて毎年のようにリピートする人もいます。だからこそ、挑戦前にしっかり情報収集をして自分に合った職場か見極めることが大切だと痛感しています。私自身、事前にもう少し下調べをしておけば防げた苦労もあったと感じました。

最後に、これからリゾートバイトに挑戦しようと考えている方に準備のポイントをいくつかお伝えします。

  • 求人情報を読み込んで 仕事内容・勤務時間帯・残業の有無を把握する。理想と違ったというミスマッチを防ぐためにも重要です。
  • 寮の環境を確認する 個室か相部屋か、男女別か共用か、寮から職場までの距離や周辺環境など、安全に快適に暮らせるかをチェックしましょう。
  • 派遣会社のサポート体制を活用する 困ったときに相談できる窓口があるか、担当者は親身かなど事前に評判を調べておくと安心です。実際に何かあれば一人で抱え込まずすぐ連絡しましょう。
  • 先輩の体験談や口コミに目を通す 自分が応募する施設で過去にどんな体験談があるか、勤務先の延長率(契約延長される割合)や満了率(最後まで勤務した割合)が高い職場かどうかなどの情報も参考になります。トラブルが多い職場かどうか見極める材料になるでしょう。

しっかり準備と下調べをした上で臨めば、リゾートバイトは大学生にとって貴重な成長の機会となるでしょう。辛いことも含めて得難い経験ですが、無理は禁物です。自分のキャパシティを超えると感じたら途中でも相談や撤退を検討してください。

リゾートバイトには危ない一面もありますが、それを上回る魅力や学びがあるのも事実です。「楽しそう!」という気持ちと「備えあれば憂いなし」という心構えの両方を持って、ぜひ充実したリゾートバイトライフを送ってください。

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