【学生必見】社労士アルバイトおすすめの理由４選

社労士といえば、人事・労務のスペシャリストとして企業をサポートする職業ですが、
実際にはどのような仕事なのでしょうか？
また、多くのアルバイトの中でなぜ、社労士事務所でのアルバイトがおすすめなのでしょうか？

この記事では大学時代に社労士事務所で２年間アルバイトした実体験をもとに、社労士の業務内容・アルバイトするメリットをご紹介します。

社労士とは

社労士は一般的にはあまり馴染みのない職業かもしれませんが、社会保険労務士の略称で、社会保険や労働関連の法律の専門家として、人事や労務管理を行う人のことを指します。

簡単に言うと人事のスペシャリストです。企業の人事関連の業務を代わりに行うといったイメージですね。

社労士の具体的な業務内容は以下の通りです。

社労士は国家資格であり、①②は独専業務となっています。
社労士の資格、業務についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

社会保険労務士（社労士）の資格と業務内容｜キャリアアップを目指すあなたへ

あまりイメージが湧きづらいと思うので、アルバイトをする際に任されることが多い業務をご紹介します。

アルバイトの業務内容

主にアルバイトに任される業務は以下の３種類です。

各種書類の発送・記録

社労士は業務の中で、行政に対して申請書類を送付したり、顧客の企業に請求書や各種書類を発送するなど、書類のやり取りが多く発生します。アルバイトではそれらの書類を発送したり管理する業務を任されることが多いでしょう。大学生などの未経験の人でも安心して取り組むことができる業務と言えるでしょう。

給与計算業務

給与計算業務とは、専用システムを使用して、顧客企業の給与計算を代行する業務です。
なぜそんな業務を？と思うかもしれませんが、実は給与計算は簡単ではありません。
企業は給与支払いの額面から、社会保険や雇用保険などをそれぞれの割合に応じて計算する必要があります。
それらの計算簡単ではないので、その業務をシステムを用いて代行するといったイメージです。

各種書類の作成

社労士は請求書や就業規則、助成金の申請書など様々な書類を作成します。それらの書類をそれぞれのルールに合わせて、作成する業務です。書類作成と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際はある程度テンプレートがあり、必要な箇所のみを修正・編集するといったことが多いため、慣れればそこまで難易度が高い業務ではありません。

紹介した業務以外にも任される業務はあるとは思いますが、どのような業務を行うのか、大体のイメージは出来ましたか？
続いては、社労士事務所でアルバイトする際のメリットとデメリットについてご紹介いたします。

❌デメリット

隙間時間で働くことが難しい

1つ目のデメリットは、隙間時間で働くことは難しいということです。
社労士事務所の求人は1日6時間以上・週3日以上といった条件が多く、すきま時間でバイトしたいといった方には向いていないバイトとなっています。
社労士事務所でのアルバイトは、ある程度しっかりと働くことで、多くのことを吸収し、自分の力になるアルバイトとなっています。

事務所によって環境が様々

2つ目のデメリットは、事務所によって任される業務や職場の雰囲気は様々であるということです。
社労士業界では少人数の事務所が多く、1人〜4人の事務所が全体の80％となっています。事務所によって職場環境は様々となっています。
ただ、士業は人と相対する仕事ということもあって、感じの良い人が多い印象です。社労士事務所でのアルバイトを通して、社労士を含めた様々な士業の方と出会ってきましたが、感じの悪い方はいませんでした。
ただ、任される業務や裁量は事務所によって異なるかもしれませんね。

⭕️メリット

社労士事務所でアルバイトするメリットは、他のアルバイトでは得られないような経験ができるということです。具体的には以下の通りです。

専門性を持つことができる

一番のメリットは専門性を持つことができることです。
社労士が人事・労務のスペシャリストということもあり、アルバイトをするだけでも人事・労務に関する知見がかなり溜まります。
実際に、大学時代に社労士事務所でバイトして、その後正社員として1年働いたのち、企業の人事部門に転職した人もいます。社労士事務所で働いていた経験が、転職の際にかなり評価されたみたいです。

企業の裏側をしることができる

社労士のお客さんは中小企業が多いです。業務が企業の裏方をサポートするということもあり、企業の裏側を生々しく知ることができます。
筆者が大学時代にアルバイトしていて驚きだったのは、請求書をきちんと送らないとお金が振り込まれないことや、送ったとしても期日内にきちんと振り込まれるとは限らないことですね、、

また、顧客企業だけでなく事務所の裏側についても知ることができます。
一般的に採用が一番重要だと言われる理由も肌で感じました。
事務所内でも人の入れ替わり（特にパートの方）が激しく、世の中にはいろいろな人がいることも知り視野が広がりました。

裁量を持って様々な業務ができる

少人数の事務所が多いので様々な業務を任されることが多いです。最初は、書類の管理など簡単な業務を任されることが多いですが、慣れてくれば様々な業務を任されることになるでしょう。社労士の事務所は少人数であることが多いので、本当に様々な経験ができます。
筆者は助成金の申請に関する業務を主に任されていましたが、事務所のSNS運用を頼まれたり、大学生ながら事務所の採用の面接に同席することもありましたね、、、

繋がりを持つことができる

事務所によるとは思いますが、士業同士の交流はかなり盛んにありますし、顧客企業と関わることも多く、他のアルバイトでは絶対に得られないような繋がりを持つことができます。
将来起業したいと考えている方は、会社経営の際に必ず士業の方と関わる必要があるので、税理士など他の士業の方と繋がりを持つことができるという点でもおすすめアルバイトと言えます。

まとめ

社労士事務所のアルバイトでは、他のアルバイトでは体験できない貴重な経験ができます。

• 人事、労務関連の専門性を持つことができる
• 企業の裏側を知ることができる
• 裁量を持って様々な業務ができる
• 顧客企業、士業との繋がりを持つことができる

社労士事務所でのアルバイト経験は、多くの人にとっと人生の選択肢を広げることになるでしょう。
社労士事務所は、人手が足りないところが多く、未経験の方でも十分に力をつけながら活躍できる業務内容になっています。
社労士事務所でのアルバイトに興味がある方は、ぜひ求人情報をチェックしてみてください。